「アザラシ型ロボット・パロ・ハンドラー研修会」ご案内
(参加費・無料:Zoomによるオンライン開催:複数回)
アザラシ型ロボット「パロ」は、ペット動物のように、ふれあう人に楽しみや安らぎを提供します。パロは世界30か国以上で利用され、喜ばれており、日本では「福祉用具」です。社会制度が異なるアメリカとヨーロッパでは「医療機器」として、認知症、ガン、脳損傷、パーキンソン病、PTSD等の患者や要介護者の「不安」、「うつ」、「痛み」、「興奮(暴力・暴言、徘徊等の問題行動)」の改善・緩和のための治療に処方されています。コロナ禍においても、「社会距離」による人との接触の制限や困難による「孤独」の改善に役立てられています。
日本の医療福祉施設や在宅介護・在宅医療等で、パロを理解し、「パーソン・センタード・ケア」や「ペイシェント・センタード・ケア」の概念に基づいて効果的かつ安全に活用・運用していただくために、パロについての入門コースとして、基本的な機能、目的、役割、期待される効果、日々の運用方法等について理解していただくための「パロ・ハンドラー」研修会を下記のように開催いたします。
パロの導入を検討している方々、新たにパロを導入される方々、既にパロをお持ちで、より良く、効果的に安全に運用する方法を確認したい方々などに、お手持ちのスマートフォン、タブレット、パソコンのブラウザなどで、ご都合の良い場所から、是非、受講していただきたくお願いいたします。
●研修会に参加申込・お問合せ:
←こちらのフォームからお願いします。各研修会の前日午前10時までにお申し込みください。
Zoomに参加するためのリンクとパスコードを返送させていただきます。
柴田先生からパロ・ハンドラーの方、パロ・トレーナーの皆様へメッセージ
首都大学東京の和田一義先生のチームが作成したパロを使用する際の手引きがダウンロードできます。
2010年に作成したものなので、第1章のパロについては、パロの古いタイプである第8世代の内容となっています。ハンドラーコースでは第9世代のパロの扱い方を説明いたします。
3月21日(日)
岐阜県笠松でのイベント「介護の魅力発見&チャレンジ市」に出展しました。
ハッピーネットは、パロのふれあい体験を行いました。
当日は雨でしたが、家族連れの来場者が多く、会場は賑わいました。
手作り作品のお店、福祉用具の展示、認知症VR体験など、盛りだくさんのイベントでした。
全部で5体のパロを持参し、久しぶりにパロレンジャー登場!となりました。
パロブースは、なんと入り口すぐの場所。
パロの可愛さに皆様、まず目を留めておられました。
パロに触れて頂きながら、鳴き声やしぐさ、さわり心地、世界でのパロの活躍などをお伝えすると、パロの存在に感心するかたが多かったです。
子供達もたくさん見に来て、触れあいました
パロに音楽を聞かせる男の子。
毛布をかけてひざ枕をしてあげた女の子。
ずっとパロを撫で続けていた子もいました。
どの子も、優しく接してくれました。
♡ふれあい参加者の声♡
「これからはこういうの必要やね。」
「いま、飼っている子がもしいなくなったら、きてほしい。」
「可愛い!あら、喜んでるわ~」
「先に触った友達が、絶対行ってこやぁというから来たのよ」
「目がいいね」「見つめられてる」
「手触りがいいね」「温かいね」
パロのことは知らない方がほとんどでしたが、少しでも記憶に残って頂けたら!
岐阜でパロを知る人が少し増えたかもしれません。そう思うと嬉しく思います♪
パロトレーナー養成講座(中級)開催
2020年10月17日(土)、パロトレーナー養成講座(中級)が、なごのキャンパスにて開催されました。当日は、中日新聞の取材が入り、記者の方も後半の講義をともに受講されました。
コロナウイルス感染防止の対策として、3蜜を防ぐためにも2つの会場をオンラインで結び、先に学んだトレーナーがそれぞれの会場でサポートを行ました。
堀代表による講義。パロの内部構造や海外での取り組み、実際に導入した場合の活用方法を、演習も交えて行われました
シリアルナンバーや音量調節の場所を確認しています。
最終課題のレポートを全員が提出され、9名の新たなパロトレーナーが誕生いたしました。
おめでとうございます!
暗いところでライトを照らすと?
パロ専用クリーナーを用いた手入れ方法を実際に行いました。
最後には、みんなピカピカ・ふんわり。
2019年12月16日(月)池袋のIKE Biz(としま産業振興プラザ)にて「第11回アザラシ型ロボット・パロによるロボット・セラピー研究会」が開催されました。ハッピーネットは「遠距離介護および多重介護担う家族介護者のパロ導入に関するケーススタディ」の発表をいたしました。
コロナ禍におけるソーシャル・ディスタンシングによる高齢者の孤独とその対策について、アメリカの「New York Times」により、パロについてご紹介いただきました。
記事では、パロだけでなく、ほかのロボットペットも紹介されていますが、実証実験が多数報告されているパロの目的や役割との違いは説明されていると思います。
アメリカでは、パロは「バイオフィードバック医療機器」の承認を得ており、認知症、ガン、PTSD、パーキンソン病、脳損傷等の患者の、痛み、うつ、不安、問題行動等の診断に対して、「非薬物療法」として「パロを用いるバイオフィードバック・セラピー」の処方がなされ、処置されると、その費用が公的医療保険や民間医療保険により、非常に高い価値(通常のセラピーの約2倍)で保険償還されます。
また、Nursing Home等がパロを導入する際には、公的医療保険を運用しているCenter for Medicare and Medicaid Service (CMS)のファンドにより、全額助成になりました。ただ、今はコロナ禍で、手続きが遅れている状況です。
さらに、コロナ禍で「孤独」を感じる個人などがパロを購入する際の費用は、まだ保険償還されていない状況です。
今後、このようなニーズにも、公的支援や保険償還があれば、おもちゃに比べればパロが高価ですが、より多くの方々がパロを利用しやすくなり、より健康的な生活を送れることを期待でき、将来の医療福祉のコスト低減につながることを期待できます。現地では、9月29日(火)の新聞紙面で紹介されるそうです。
また、2010年7月5日にもNY Timesの一面トップで大きな写真付きで紹介されています。
ハッピーネットでは、パロの活用セミナー、パロトレーナー養成講座を開催しております。
令和1年9月21日 愛知県東海市太田川のKurasott(くらそっと)「パロカフェセミナー」が開催されました。
今回は双方のご両親を介護しているケアラーの大村さんからパロのみなみちゃんとご両親のふれあい体験談をお話いただきました。特にお父様は何事にもなげやりとなり、意欲低下がみられイライラ感で不機嫌な表情が多かったそうですが、パロとふれあううちに優しい顔でパロに声をかける姿がみられたようです。
次第にお父様から出る話題は「アザラシ型ロボットのみなみちゃん」。コミュニケーションのキッカケとなり、積極的にリハビリにも取り組まれるようになったとのこと。男性高齢者への効果を知る、興味深い報告でした。
次回は12月21日土曜日 開催予定です。
パロで癒し効果を実感してみませんか?
東京芸術大学COI拠点が開発している「だれでもピアノ」にパロが挑戦しました。
「きらきら星」をパロの太い前脚でも弾けるところに感動しました。
動画もUPしました!
日本初!! PAROカフェ開催
10月19日 13:30~17:00 今池ルーム
主催;(一社)ハッピーネット 共催:f・table
穏やかな秋の午後、バロカフェを開催しました!コーヒーの香りの中で、5体のパロとゆっくり触れ合いの時間を過ごしました。パロを膝に乗せたり、撫でているうちに、どの方も表情が穏やかになり癒されて、心の中にあった想いを語り始められる方も多く、セラピーロボットを実感した、パロカフェでした!
みんなで、最後は笑み筋体操でしめくくりました!
多重介護を行う家族介護者の方に、パロを用いていただくことにより、介護者や要介護者がどのような変化があったのか話していただき、堀代表が、事例研究としてまとめたものを発表いたしました。
施設等でパロを導入検討されている方、パロを取り扱う業者の方々にも、とても参考になったと好評でした。